立春を過ぎましたが、1月より気温が低く寒い日が続いています。
今日は久しぶりに太陽が顔を出して、日差しの下では春の陽気を感じられる日でした。
春は、自然界の「陽気の上昇」に伴い、全てのものが冬眠から目覚めて動き出す季節です。
昼と夜では気温変化も激しく、自律神経のバランスが乱れやすくなります。
【 春に多い症状 】
・イライラ
・不安、うつうつ
・胃腸症状(胃痛・胃炎・胃潰瘍・食欲不振・胃腸膨満感)
・ガスが溜まり脇腹が痛い
・目の症状(視力低下・ドライアイ・かすみ目・涙目)
・不眠
そう言えば…
春になると毎年この症状が出てくる!
…なんていう事はありませんか…?
春をすこやかに過ごすためには、「肝」の養生 がカギとなります。
中医学で「肝」は、血の貯蔵庫であり、情緒の安定や自律神経系も司る臓器です。
「肝」の働きが低下すると、「脾(脾臓・胃腸)」に影響を与えるため胃腸症状も出てくるのです。
「女子傷春、男子悲秋」
中国の言葉で ゛女性は春に憂うつになりやすい ” と言われています。
イライラしても欝々しても、それは性格のせいではなく体の中で起こっている変化かもしれません。
「肝」を養生する漢方薬、色々な種類がございます。
「飲んだ翌日に気分が全然違った!」なんていうお声は意外に多いものです。
つらい時、漢方も強い味方になれます。
体質や生活スタイルに合わせた漢方養生で、春を元気に過ごしましょう!