□ 目の乾燥・ドライアイ
□ 目が疲れやすい・かすむ
□ 視力の低下
□ 目の奥の痛み・充血
□ 光が眩しい
パソコンやスマートフォンの普及により「眼精疲労」の方が増えています。
度数の合わない眼鏡の使用が原因の事も多いようです。
色彩、明暗、形など、人間がキャッチする情報の8割以上を目で収集!
目はエネルギーの代謝も活発で多くの栄養を必要としています。
中医学で、「目の疲れ」=「肝の失調」と考えます。
「肝は目に穴を開く」という言葉があり、目と肝は密接な関係なのです。
目の窓口である「肝」は、ストレスの影響を非常に受けやすく、
目の栄養源である「血の貯蔵庫」でもあります。
パソコンやスマホなどによる目の酷使で血を消耗したり、ストレスや食生活の乱れで肝の機能が低下すると、目の不快な症状が出てきます。
目の不調をタイプ別に見ていきましょう!
■ 体を巡る「血」と「気:エネルギー」が不足 ( 気血不足
)
スマホやパソコンで目を酷使している方に多いです!
目に栄養やエネルギーが行き渡っていません。
胃腸を元気にして、しっかり栄養を吸収して全身に巡らせましょう。
【 目の症状 】
視力低下・目しょぼしょぼ・かすみ目・目の疲れ・目の乾燥
【 体の症状 】
身疲労倦怠感・顔色に艶がない・白髪脱毛・めまい・貧血・胃腸虚弱
【 舌の状態 】
舌の色は淡く、白い苔がついている
■ ストレスにより「気:エネルギー」が巡らず渋滞( 肝鬱気滞
)
ストレスを抱えている方に多いです!
目と密接な関係の肝は、ストレスをコントロールし巡らせる働きがあります。
肝の機能が低下すると、気の巡りが停滞し、血の流れまで悪くなります。
【 目の症状 】
目の痛み・目の充血・まぶたピクピク・ストレスで症状が悪化
【 体の症状 】
イライラ・不安感・焦燥感・不眠・頭痛・肩こり・生理痛・生理不順
【 舌の状態 】
舌の側面が赤っぽく、苔が乾燥気味
■ 加齢などにより生命エネルギーが弱っている( 肝腎虚弱
)
更年期を過ぎた頃からの中高年に多いです!
目の周りの筋肉調整力も弱っています。
「肝腎同源」と言われ、「肝」の働きを良くするには、
加齢で弱る「腎」の働きを強くすることも重要です。
【 目の症状 】
目の疲れ・目の乾き・老眼・ピントが合わない・目の不調が慢性化
【 体の症状 】
めまい・耳鳴り・物忘れ・乾燥・腰痛・脱毛若白髪・閉経または50歳以上
【 舌の状態 】
舌の色は淡く、ひび割れが見られる
■ 体の潤いが不足して体内で火事が起こっている( 陰虚火旺
)
体内で「陰」と「陽」のバランスが乱れ、「陽が過剰」になっています。
涙液の98%は水です。
身体の潤い(陰)が不足すると、当然目も乾燥するわけです。
【 目の症状 】
充血・ドライアイ・眼底出血
【 体の症状 】
のぼせ・ほてり・イライラ・眠れない・寝汗をかく・空咳・便秘がち
【 舌の状態 】
舌の色は赤みが強く、苔はほぼ無い
パソコンやスマートフォンを1時間使用したら、瞬きや眼球運動をして
目を休めましょう!
目の渇きや充血は目薬などで一時的に改善することもできますが、
目の不調の奥に隠れている体の声を聴いて、漢方で根本から改善してみませんか?
「飲む目薬」で目にも栄養と潤いを!
いつまでもスッキリとクリアな視界を保ちましょう!