そろそろ梅雨入り。
紫陽花の仲間「ハイドランジア パニキュラータ」を店内に飾りました。
円錐状に花がつくそうで、初めてのパニキュラータ楽しみです。
日差しが強くなり、花壇のゴーヤが順調に成長しています。
去年の種から自然に発芽して、ニョキニョキ窓の格子を上っております。
店内から見るグリーンカーテンが待ち遠しいです。
雑草もどんどん成長。
ゴーヤの周りの草むしりをしていたところ、あるものを発見!
引っこ抜こうとした手を慌てて止めました。
「スベリヒユだ~ ‼」
中国では「五行草、馬歯莧(ばしけん)」、日本では「スベリヒユ」と呼ばれ、
日当たりの良い田畑に生息する繁殖力の強い雑草です。
雑草とはいえ、塗装された場所に住んでいるとなかなか見つからず。
「やっと見つけた~!」と嬉しくなりました。
スベリヒユは生薬として使われています。
体の熱を冷まして、腸の不調を整えてくれます。
(※冷やす性質があるので、慢性的に下痢気味の方には向きません。)
胃腸の不調、皮膚トラブルの時など、身近な民間療法としてスベリヒユが使われていたそうです。
炒め物などにして日常的にも食べるという話を中国の漢方医から聞きました。
このスベリヒユという生薬が入ったものが、当店でもよく扱う「五行草」です。
「五行草」という植物名の由来が面白いです。
●葉 … 青
●茎 … 赤
●花 … 黄
●根 … 白
●種 … 黒
中医学の基礎となる「五行説」の 五色(青赤黄白黒)になぞらえているそうです。
花から根っこまでの全てが「生薬」として使われます。
幅広く使える便利な雑草(生薬)です。
発見から約1週間で、こんなに成長していました。
さすが繁殖力が強い植物 ↓↓↓
ゴーヤのために草むしりをしていたはずなのに、
スベリヒユの日当たりを気にして、ゴーヤの葉を数枚ちぎってしまいました…
いつの間にか逆転している…
地面を這うように、スベリヒユがどんどん成長。
とりあえず、黄色い花を見るまでの間は、伸び伸びさせておこうと思います。