少し早いですが、店内はクリスマスモードに変わりました。
毎月あっという間に過ぎていきますね。
ツリーにトナカイを飾りながら…
つい「鹿茸(ろくじょう)」や「鹿角(ろっかく)」を思い浮かべてしまいます。
「鹿の角」は、漢方生薬として使われていています。
(※病院で処方される漢方には、鹿の角を使ったものは無いと思います。)
鹿の角は、毎年生え変わります。
大分県でも山の方に行くと、鹿の角がコロンコロン落ちているそうで…
生命力に溢れ、強い精力があります。
中国でも効果が高くて価格も高価…な生薬です。
●「鹿角(ろっかく)」… 雄鹿の角化した角
●「鹿茸(ろくじょう)」… 雄鹿の幼い角(新しい角)
つまり…
鹿角より鹿茸の方がより生命力に溢れています。
鹿の「茸」と書かれるだけあり、
まるでキノコのよう。
早々に切り取られて少し可哀そうですが…
鹿茸は、体を温める「助陽薬」です。
背中、足、腰のだるさ を解消してくれます。
まだ熱心に漢方を飲んでいなかった頃の話ですが、
背中に力が入らなくて、椅子に座ってもぐったりしている時がありました。
自分の背骨は一体どこにいったんだ??
…と思うほどに。
その時に鹿茸の漢方を飲み始めると、
背骨が戻ってきてくれました。
恐るべし動物性生薬のパワー!
特に冷え性の方は、
いつもの漢方薬に鹿茸をプラスしてみると
より効果を感じていただけると思います。
妊活にもよく使われる生薬です。
せっかくなので「鹿茸」入りの漢方薬について、
いくつかご紹介します。
まず「参茸補血丸(さんじょうほけつがん)」
丸剤タイプで飲みやすく、
量の調整がしやすいと人気です。
しっかり規定量飲まなくても、十分効果を感じるという方が多いです。
次に「活命参(かつめいさん)」
粒を飲み込むのが苦手な方におすすめします。
個包装なので外出先でも手軽に服用しやすいです。
「夜間頻尿」が気になる方にもおすすめです。
最後に、冬の外出時にお守りのような漢方!
「雙料参茸丸(そうりょうさんじょうがん)」
即効性があり、飲んで間もなく体の芯からポカポカ温まるのを感じます。
秘薬中の秘薬「冬虫夏草」も入っています。
剤型は、珍しい「蝋皮丸(ろうひがん)」です。
四角い箱を開けると目玉のおやじ登場。
(若い方には伝わらないかもしれませんが…)
蝋で出来た白い玉を割ると…
ビニールに包まれた黒い団子が入っています。
生薬を蜂蜜で練り固めた柔らかい丸剤です。
分割して数回に分けて服用したり、
丸ごとムシャムシャと噛んで服用してもOKです。
ほんのり甘い味…
先日、店頭で1/3ほどを服用いただいたお客様が、
飲んで間もなく…
「なんかポカポカしてきた♨」と仰るほどです。
冬場の外出時にはバッグの中に一つ転がしておくと安心です。
肺にもいいので、冷えて咳が続くという方にも向いています。
さて今日のおやつは、
秋の味覚「栗」をいただきます。
栗拾いをイメージしながら楽しむティータイム。
栗の「甘納豆」と「渋皮煮」を緑茶と一緒に。
栗もまた、足腰のだるさ や 頻尿 におすすめの食材なのです!
山に行って鹿の角や栗が落ちていたら…
ぜひ思い出してみてください。